概要

運命の天秤

その世は吸血鬼<ダクリマ>と呼ばれる上位種に支配されていた

人間は劣等種として虐げられ、住むところも奪われ、身を寄せ合いながら生きていくしかない

ダクリマでありながらダクリマを殺す裏切り者のハンター『メルフィ』と、相棒の人間『シズマ』

二人はダクリマの女王<クイーン>を倒すために聖都にやってきた

ひそかにシズマに心を寄せるメルフィ

だが聖都では、メルフィのかつての相棒で現在は反ダクリマ勢力の長『グスタフ』が待っていた

グスタフはダクリマの心をかき乱し、体を開かせる特殊な能力を持っていた……

生命力・身体能力など人間とは比べ物にならない上位種、それがダクリマ。この世界の人類は支配種である吸血鬼に食事を提供する家畜のような扱いで、食料であるため根絶やしにこそされていませんけど相当な迫害を受けているようです。

そんな中で人間たちも黙ってはおらず、「ヒューマンクラン」という抵抗組織を結成して各地で再び人間が頂点に立つ日を夢見ながら活動していました。そして聖都のクラン局にやってきたのが吸血鬼でありながらダクリマハンターのメルフィ、そして助手のシズマ。始祖とされているクイーンさえ倒せれば吸血鬼たちの支配が終わるということでその弱体化に関わるキーアイテム「スターバトマーテル」を集めるミッションに挑みます。

……なんですけどクイーンから直接血を吸われてダクリマになった魔貴族のマツナガに序盤にであってしまい、こてんぱんにやられてシズマまでもが魔貴族にさせられる波乱が発生。何故生かされたのか、何故クイーンはこれほどまでにシズマに想いを寄せているのか。この辺は物語の最後で明かされます。

それに加えて、モテるオーラでも出ているのかシズマに言い寄ってくる女性が物語中何名かいます。その代表格がLv32のバリキャリ局次長のレイコです。急に距離詰めてくるババア先輩しかも初心とかいう股間ピンポイント狙撃してくる女に靡くかどうか、クイーンとメルフィは第六感で監視しているので慎重に行動しましょう。

主人公が記憶喪失状態でメルフィを手伝っていることを利用して、NTRシーンもなかなか味のある裏側があったりするんですよね。クイーンやメルフィの設定周りの真相が明らかになるエンディングを見てから改めてエッチシーンを見ることで覚える興奮なんてものがある……かもしれませんよ。

エッチシーンとしてはメルフィの方が多いです。人間に協力している吸血鬼とはいえ蛇蝎のごとく嫌われているので、立場の弱さに付け込まれてエッチなことをされ堕落するっていうシチュエーション。

攻略

※今GWとかでDLsiteの差し替えの動きが鈍かったりするのでCi-enでパッチ配布対応が取られています。ラストダンジョンのようないくつかの致命的なバグも解決します。

info

ゲームをクリアすると全てのセーブデータに追加されるアイテム

• PSIキューブ：廃工場・研究所・クイーン騎士団13番支部・クイーン城深部（東）
• 廃工場の赤の鍵：モータルギア（バイクに乗っている敵）が持っています
• 猫の餌とか：ストーリーで訪れた伍番街のマンション3Fです
• ゼルビュート：パペットマスター対策にディスコンフュはいくつか持っておきたい。ゼルビュートに限らないが火炎瓶やブレイズの炎上効果が非常に強力。
• インマキュレイ：研究所ダンジョンの最初の方でメガヒールのクオリアが拾えるので雷神を使われたらこれで立て直す
• べリス・ジ・エンド：魔戒天焦など攻撃が苛烈なのでメガヒールを多用させられる。一応PSIの回復アイテムを用意してから本部に乗り込もう
• ラスボス：スーパーノヴァでシズマが2800くらい喰らってワンパン。普通は防御くらいしか凌ぐ方法がない。しかしシズマ単独でクイーン城に行きエルネスタを吸血して「覚醒した魔貴族」状態であれば耐えられるので寄っておくとよいだろう。あとは火炎瓶とかマギアスラッシュ等で攻めていけばいい。ムーンボックスから天叢雲を取っていればシズマも十分強い。

ムーンボックス

※この月齢と連動した開錠機能はアップデートで廃止されるそうです。後からこの記事をご覧になった方は気にする必要はありません。

回想とエンディングの情報

• ヒイラギ博士は旧市街の南のビルに居ます。メルフィの武器の設計図の素材であるPSIキューブも彼女に渡すことで作って貰えます。
• グスタフがいなくてアジトにメルフィが閉じ込められるみたいな不具合を確認しています。「オナニー～何も考えたくない～」のようにヒントがよく分からない条件について精査しようと思いましたがこういう進行不具合があるので、回想についてはクリア後のアイテムを使って全開放で構わないと思います。
• ヴァージェ・コントローラーのヒント機能によれば嫉妬度もエンディング判定に使われているようなのでこれも調整してください。どのようなヴァージェ状況でもラスボス撃破直前のセーブデータさえあればここからすべてのエンディングが回収可能です。

まとめ

最後まで中折れすることなくプレイヤーを引き込む鮮やかなシナリオ。それを引き立たせる沢山の「シネマティック」なストーリー演出。平面の世界に奥行きを作ったかのような様々な試みはまるで映像作品を見ているかのようでした。

思わず息を飲んでしまうドラマチックなシナリオがめちゃくちゃ美しい。私は最初メルフィのノーマルエンドを目指しました。要するにクイーンの寝取られを進めてメルフィとは純愛エッチする遊び方です。辞め時が一切ない、舌を巻く面白さだった。

そしてそして……最後にはグランドエンド的なものが待っています。1つの結末を見せられただけでも読後感が凄いけど、やっぱり理想的な結末は一体どんな形で締めくくられるのか気になって仕方ありませんから周回サポートを駆使してでも見に行きたくなるはずですよ。まあ1ルート終えると全開放できますけど、やっぱり自分の手で見てみたいですよね。

ゲームの進行にしたがって回想条件が開放されて、クリアすると他のを見るのには何をしたらいいのか分かるようになっているのが丁寧でユーザーフレンドリーです。マップ構成も上手いんですよ。ラストダンジョンとか最初「グエッ」ってなるでしょ？　でも歩いてみると殆ど一本道になるように誘導されてるんですよね。横道にはアイテムがあるし一番遠いところが最終目的地という極めて素直でわかりやすい作り。

メルフィアス 蒼紅のヴァージェ

dorgel【Ci-en】

2025年04月28日 2,200 円