光雪茶会さんの同人ゲーム【イモコネ—届けたい恋心】の感想レビュー記事です。
Versionアップデート・更新情報
2024年11月15日v1.09
特定の状況で発生する可能性があるブラックスクリーンを修正。
2024年11月11日v1.08
オートモードを修正しました。
2024年11月08日v1.07
満月の日常編4の間章が解放されない問題を修正しました。
ゲームシステムの最適化
概要
可愛い妹(CV秋野かえで)と結構乳のデカい従妹(CV沢野ぽぷら)との同棲生活
あらすじ
学校に近い、ただそれだけの理由で俺の家に住み始めた二人の妹。しかしそれにはそれぞれの下心がある。
「お兄さん、三日月姉さんといつも百メートル以上残りを保ってください」
「満月の方こそ!早く優陽兄さんのところから離れて!」
ああ……俺の日常はもうめちゃくちゃだ。こうして、時々懐かしく、にぎやかな日常の想いが入り混じっている俺と彼女らの同居生活は急に幕を開けた──。
では簡潔に本作の特徴を述べます。
Pros
- イラストが美麗であり背景も描き下ろしのようでフルプライスエロゲを彷彿とさせるビジュアル
- CG枚数・シナリオ分量・エッチシーン・ミニゲーム・イベント・アニメーションなど想像を絶するコンテンツボリューム
- ヒロインフルボイスであり、今年発売した作品のどれと比べてもその分量を上回っている
- 著名な同人声優さんを起用、豊富なキャラクターボイスを純愛アドベンチャーの流れに沿って楽しめる
- エロも手抜かりは無く用意されているし回想機能も完備
- 海外の製作者さんのようだが口語文語共に翻訳が相当上手くほぼ違和感がない
Cons
- オートモードを使用するタイプのプレイヤーにとってほんの少し遊びづらい
- 商業純愛エロゲの文脈を意識した作りであり、序盤はヒロインと主人公が心を通わせるパートがメイン。したがってイベントCGは途中あるもののヒロインが脱ぎだすまで物凄く時間がかかる
私が少し触った印象ではこんな感じです。本作、前身となる音声作品があるようです。恋愛アドベンチャーとしては音声作品でいう最初のトラックなどで聞き手とヒロインの馴れ初めとか、なんでお前と私がラブラブ孕ませセックスしなきゃならないねんとか、エッチに至るまでの導入があると思いますけど、このゲームはその部分、つまり主人公とヒロインが恋愛関係になるまでを極めて濃密に描いた作品になっています。
こうした特徴があり、まず欠点としては同人エロゲよりは商業エロゲに作りが近く、それはノベル調のゲーム性にも現れていますがエロ関係を見るまでに相当なプレイを要求されるというものがあります。同人だと割とどんなゲームでも段階を刻んだり軽めのエッチを積み重ねていってエロが作品全編にわたり展開されるのが当たり前です。これはエロ重視の抜きゲー系の商業ゲームでも割と意識されている点だと思います。
本作はゴリゴリの純愛ゲームとして作られているので序盤でもパンツが見えたりそれ系のCGが見られるくらいでお預けをくらっている時間がとても長いのがネックとなっています。本来長所であるはずのゲームのボリュームが多いというのも逆にこの感触を助長してしまっていました。
ただ、DLsiteの販売ページのサンプルにもあるように三日月、満月と仲良くなっていくに従ってどんどんエッチシーンが発生するのでエロのボリュームが足りないとかそういう話ではないです。ペース配分が完全にエロゲなので同人のEasy Goなエロに慣れている方は「いつまで日常パート続くんだよ」となるかもしれません。この記事書いている時点でエロシーンが1つも発生していませんから、本作のボリュームは数十時間と見ています。
これ以外の点は本当に賞賛するべき点しかありません。ぶっちゃけ日本のエロゲを上回っている点が殆どです。アナザービュー(思い出)のシステムもヒロインに感情移入するのに多大な働きをしていますし、好感度上げ等のミニ会話でもボイスがあり、作品として昇華するために惜しみない努力が加えられているゲームでした。BGMも独自のもののようすけどよく使用されているピアノの曲がチルくて素晴らしい。
夏色クローバーとかInariとかがそうだったんですが、今や商業エロゲ風のアドベンチャーノベルを作ってるのって海外の製作者さんくらいなんですよね。まあイラストにしろ技術にしろ、それ級の力を持っている日本のクリエイターはそっちの道に進みがちですから当然っちゃ当然なんですが……。
サンプル見た限り(純愛ゲームとしては)結構ハードめなエッチがあるみたいです。満月は秋野さんが演じていらっしゃることですし完全屈服オホ声ドスケベ生交尾とかあると嬉しいんですけど、流石に無いかな? そういう意味でも著名声優さんたちを贅沢に起用したこのゲームはかなり歴史的価値があるんだよな。
生き恥ハーレムウェディングですか、大したものですね。チン堕ち雑魚メス妊娠奉仕がなくてもイラストの美麗さと沢野さんたちのラブラブボイスで普通に抜けそうです。まあ皆さん少しずつヒロインとの交流を楽しみながら、彼女たちと身体で結ばれるその時に備えてゲームを進めていってください。
攻略
好感度を上げて行くと「!」でイベントが発生するのでこれを見ていく形のようです。ほか何か書くべきことがあれば気が向いたら追記します。
まとめ
- 妹たちとこそばゆい恋愛をしよう
- マジでボイス量が凄いので沢野さん秋野さんが好きな人に推せる
Ci-en拝見しましたけど3年かけて制作された作品ということでどの部分を見ても力強いパッションが伝わってくるゲームであることは間違いありません。いくつもフルプライスのアダルトゲームをプレイしてきましたけど、本作のサブコンテンツ量は明らかに商業のそれを陵駕していて文字を読むだけの平坦なゲームにならないよう心が砕かれているなと感じます。
私殆どイチャラブ系のASMRとかは聞かなくて、ちんぽ突っ込まれて気持ちよくなってる淫らな女がテーマの系統ばかり買ってるんですが、たまにはこういう癒しやリラックスとかが中心のものも悪くないと感じさせられます。経験の浅い私が言うのもあれなんですが秋野かえでさんのボイスといえば生意気なメスガキみたいに、いい塩梅に男の加虐心を刺激する役回りですぐチン負けする女の子って印象があったんですが、満月は正統派純愛向けツンデレ妹というキャラクターなので普通に可愛かったです。だいたいこんなイメージなのはすぐわからせレイプする一般ASMRの台本が悪いんだよ。
ヒロイン視点のエピソードもなかなかクリティカルに心に響いてきよる。
イモコネ—届けたい恋心 | |
サークル | 光雪茶会【Ci-en】 |
発売日 | 2024年11月07日 |
価格 | 2,970 円 |
10%OFF 12月04日まで |
2,673 円 |
備考 | 体験版あり |