しなちくかすてぃーらさんの同人ゲーム【夏色のコワレモノAfter】の記事です。

称号や収集物、咲のエッチシーンなどの攻略情報とエロシーンやストーリーの感想レビューをまとめています。

概要

おまんこ争奪戦の敗北者

同人ゲームへの関わり方について、多種多様なスタイルがあると思います。

当サイトへいらっしゃった方は普段は一般企業などで働きながら娯楽としてエロ同人を楽しんでいる方も多いでしょうし、エロゲーを摂取しないとたちどころに死んでしまう方もいらっしゃるでしょう。

クリエイターでも専業だったり副業で創作活動に取り組まれていたり、活動初期から狂ったようにイラストをpixivに投稿し続けた結果今がある方、商業アダルトゲーム会社で働いていた知見を活かしてゲームを作っている方、元漫画家だったという方、本業がプログラマーでスクリプトを作るのが得意な方、嫁や子供がいるけどプレハブで妻が寝取られるゲームを作っている方、フリゲで培った高度なノウハウで私たちの遊びたい欲を満たしてくれる方……皆さんそれぞれの背景があり得意なことや好きなモノが違い、なればこそそれが個性や強みとなってゲームという1つの作品に活かされているはずです。

1つユニークなケースとして紹介させていただくならば、例えば「色仕掛けまとめブログ」さん。こちら当サイトと同じライブドアブログの同人カテゴリに名を連ねるサイトさんですが、色仕掛け好きが高じたのか本年同人ゲームを発表なさっていてウチにも記事があります。情報サイトを営む傍らで自分の思い描く理想の作品を出すというような珍しい型のサークルさんということで個人的に面白いなと感じていた次第であります。

さて、この記事はしなちくかすてぃーらさんの新作、夏色のコワレモノAfterのレビューということになるんですが、製作者様はXにおいてひじょうな影響力を持っている方で、本編である夏色のコワレモノに影響されたエロ同人ゲームが指で数えられないほど生まれたという逸話のある作品です。一説では寝取られ系の同人ゲームで割と遭遇するシチュエーションである影絵シーンはじーぐさんが源流というか、流行らせたという話らしいですけど。主人公のホコグラ芸とかもかな？

真相はともかく寝取られ界のミームでもあるんですねぇこのゲームは。私も本編はプレイ済みなんですけどなにせその発売がサイト発足よりも前なので残念ながら記事はありません。

色々なスタイルでサークル活動をされている方々がいらっしゃる中で、作品の面白さもさることながらSNSでの人気も高いというのが作者のじーぐさんです。小耳に挟んだだけなんですけど、Afterを製作している時にヒロインに感情移入しすぎてセルフ脳破壊を起こしてしまいお休みされていた時期があるのだとか。無事発売と相成ったことですしこれは……笑っていいエピソードでいいですよね？ｗ　高度なオナニーここに極まれりって感じだな。

涼香にとっては幸せだからこそ……

Afterだからこそ追撃でダメージを受けるポイントというか、この作品の神髄と言えるのが大介ルートや浮浪者ルートで見られる不幸になっているのが圭太だけだって所でしょうね。寝取られた後も涼香の圭太に対する態度はそれまでのものとほとんど変わっていませんが、やはり気の置けない友達というポジションの延長線上にある関係でありAfterにおいては間男が圭太よりも優先される存在となっています。

間男の属性は汗臭い下心丸出し男子や浮浪者、金持ちのクソガキみたいな一見生理的に拒否反応が出るようなものばかりです。しかし涼香と間男との関係は極めて順風満帆であり、例えば浮浪者だと（ネタバレ気味だが）更生して真っ当に仕事をしつつ涼香との間に授かった新たな命の誕生を心待ちにしているというような男の見た目はともかくひたすら付け入るスキのない幸せのかたちを見せつけてくれ、涼香を喪ってから荒んだ暮らしをしていた圭太とは明暗が分かれたという対比になっています。

これもネタバレですけど大介ルートのエピローグとかマジで酷くて（賞賛）、結婚式という幸せの絶頂を迎えんとしている涼香を直視しなければならない決定的なシーンもあります。けだし涼香と間男がセックスしているエロシーンの方がまだ耐えられるレベルの辛さがあります。

純愛アダルトゲームの最後に挿入される一幕のようで、その姿を見ているだけの光景はまさに「男としての敗北」そのものであり、涼香が他の男に抱かれ気持ちよくなって心まで自分から離れていく悔しさややるせなさの感情に対して、もし自分とくっついた未来があったとしてこれほど輝かしい笑みを浮かべる涼香の顔が見られるかという不安と敗北感が畳みかけてくるプロット。過程を描いた本編と結末を描いたAfter、2段構えの寝取られと呼ぶにふさわしいですね。

以上のように本作は光の寝取られもあれば従来通りの物理の寝取られで殴ってくるルートも存在します。明らかに危険生物の安井やノブオのルートなんかが、涼香にとって良い終わり方であるとは言い難い結末を迎えていました。安井ルートのエンディングの副題見てみぃほれ

本作のシステムは時間帯でキャラクターの配置が変わるいわゆる同級生型で、ルート分岐の為にあくせく動き回っていた本編とは違い見たいシナリオを選んだら圭太が何しようが涼香の物語は終わりに向かって一直線であるため、期間的に圧縮されてはいるんですがマップの各所に作り込みの深さを感じられる数々のイベントが眠っています。

腐っても貞淑な部分はあるので別ルートの間男が言い寄ってきてもゲーム冒頭の涼香が見せていたようにパワフルに突っぱねますし、その一方でエンディング対象の間男に対しては淫らにヨガり狂う転身を遂げます。エッチシーンは回想ルームや涼香の部屋で振り返る形でも見られますが圭太を操作している時の視点で起こるイベントでも焦燥感だったり無常を感じることができるモノとなっています。

そういえばAfterの新要素としてちょっとだけ夏休みゲー的なフレーバーがあります。昆虫採集とガチャ景品集めがそれなんですけど、これをやり込みたくて私過去編に2、3時間も没頭していました。本編は間男のフラグだったりで忙しかっただけに寝取られた後の圭太ってかなりヒマなんですよねｗ

ガチャの景品は田舎の駄菓子屋ということもあってか平成の遺物が沢山出てきてちょっと懐かしさがある。

私も大体は知ってましたけど煙の出るタバコのおもちゃは知らなかったな……。あとガチャの景品として咲が駄菓子屋のジジイの家に忘れていったらしき私物もたまに出てきます。

エロシーン

本作エッチシーンでアニメーションが挿入されることがあるんですけど、いわゆるというかあまり私も詳しくないですがセル画調のアニメっぽい塗りに切り替わって動くのが面白いですね。そうエロアニメでよく見る風合いといったほうが伝わりやすいか。

具体的に言うと6、7ルートある涼香のNTRアフターに比肩するレベルで咲のエッチシーンがあります。

涼香には自分と同じようにクソッタレな村でその生涯を終えて欲しくない一心で村人たちに身体を許していく咲の、特定の男に絆されて墜ちる文脈は涼香とはまた別の寝取られと言えます。圭太と結ばれないだけである種純愛ハッピーエンドを迎えている涼香と違って咲はかなり男社会・村社会の被害者みたいな人生ですね。寝取られゲームの世界で美人に生まれてしまった女性の悲しき定めよな。

活発な涼香とは違い咲は非常に温和で押しに弱い女性なので村の外であっても性欲に任せゴリ押ししてくる男とあっさり寝てしまう、本来の性格が奥ゆかしいからこそ男共の悪意をぶつけられ流される姿がこれまた趣のあるものですね。本編でも駄菓子屋のジジイとかボランティアで知り合ったホームレスとのエッチシーンがありましたが、本作では痴漢同好会に興味を持ち自分から接触していったりと、既に開発済みの身体だからこそその疼きを抑えきれずにいる場面も垣間見えます。

おまけとして咲が自分から子種をせがむ妊活徘徊が遊べますけど、どちらにせよ父親が分からない子供を産む運命なんですね咲姉は……。

攻略

まとめ

はじめに言うべきでしたが本作はDLCなどではなく単体起動する作品で、まあ本編を遊んでいなくても楽しめるのですがエロの面はそれでもいいとして割と寝取られの本質的な部分を楽しむ為に本編は遊んでおいた方が良いので出来ればそちらから遊んでください。ゲーム中でもこれは強く推奨されています。

Afterでは結婚式場という胡乱な施設が追加されていますけどルートによっては大体想像通りのイベントが発生します。やっぱり強烈に印象に残りますね。大介ルートのウェディングドレスを身に纏った涼香は。

うんちみたいな民度の片田舎でクソオス共の性欲を受け止める係になっているのが涼香の姉でありエロシーンにおいて双璧を成す存在の咲です。対多数のエッチシーンや容赦のない本気交尾に雌の本能を突き動かされる、純粋な快楽堕ちのような咲のイベントも大満足

本作の醍醐味は……実際に手を動かして圭太と同じ目線になっていけることですよね。そうしているうちにいつの間にか涼香のエロシーンでちんちんしごくのもしんどくなって代わりに咲のエロシーンで射精するんだよね。

羨ましさで言えば大山ルート

作品情報

	夏色のコワレモノAfter
サークル	しなちくかすてぃーら【Ci-en】
発売日	2024年08月23日
価格	2,090円
15%OFF 09月19日まで	1,776円
備考	体験版あり