
モンスター研さんの【魔王の秘宝2-女神を堕とせ!】の記事です。
ボスの立ち回りのコツなどの攻略情報とエロシーンやストーリーの感想レビューをまとめています。
概要
Versionアップデート・更新情報
Ver.1.5
・転送ゲートのロジックを最適化、各転送ゲートの使用回数は一度のみに変更
・プレイヤーが祭壇で復活する時のエフェクトを最適化
・女神の生贄画面を最適化、ステータスアップ時の表示をわかりやすく修正
・ボス撃破後にチュートリアルの入り口が開く問題を修正
・神器柱の武器を交換後、交換した武器が地面に残り続ける問題を修正
・ボス:超級戦甲の片手が破壊された後の行動異常を修正
・ダンジョン中でマップ外に移動できてしまう事がある問題を修正
・マップにエリートモンスターとエリートステージを追加、通常ステージよりも大量の報酬を獲得できる
・チュートリアルで一部の画像と説明を最適化
・村シーンを最適化
元・魔王の逆襲
宿敵である女神を封印し、魔族の覇権が約束されていたかに思えた魔王軍。
しかし、彼自身も女神との熾烈なる戦いによって疲弊し部下の凶刃に斃れてしまう。
その力のほぼ全てを失ってしまった主人公だったが色々な世話をしてくれるサキュバスにより力を取り戻すことができると分かり、逆襲を企てたのだった。
現魔王に囚われ陵辱を受けている人間や、女神の加護を受けた特別な戦士たちを催淫によって忠誠を誓わせ、自分の地位を奪った宿敵の打倒に向け単身魔界のダンジョンに挑む。
生贄を捧げて女神の力を奪え!
要するにこのゲームは大ヒットしたゲームの「Cult of the Lamb」が元ネタです。カルト宗教の教祖となって信者を集めて教団を大きくしていくというものでしたが本作はそういった人を集め自身が強くなっていく要素を強く受け継ぎエロゲーに昇華されている作品と言えます。
ローグライト形式のゲームになっていてダンジョンで手に入る武器屋アイテムはランダムです。負ければ最初から挑み直さなければならないシビアなゲーム性ではあるものの、ここを信者を生贄に捧げることでプレイヤー自身が強くなっていったり、ダンジョン内で手に入る強化カードの性能をパワーアップさせることでカバーする形。
モンスター研さんは宇宙の秘宝ではヴァンパイアサバイバー、巨人の秘宝ではThey are billionsのような有名タイトルのオマージュ作品を手掛けるようにシフトしていますが、個人的には宇宙の秘宝に次ぐ面白さを誇るゲームだと思います。
ただ、サークル恒例となってしまっているバランス調整の甘さやデバッグの人力不足がありもう少しブラッシュアップがあれば神ゲーとして評価できていたであろうというのは否めないです。
巨人の秘宝は宇宙の秘宝と似たようなゲーム性になってしまっていて拠点防衛要素や面倒な探索要素がかなり不評だったと当時のCi-enの流れなどを見ていて感じていましたが本作は元ネタの傾向をがらりと変えたことで新規性があると思います。
今のところ私が感じたゲームの問題部分を挙げていきますが、本作は基本的にかなり面白いゲームで仕様に慣れてしまいさえすればかなり楽しめる作品です。
- 操作性が悪い
ゲームパッドで遊ぶことが前提であるとは思いますが、WASDでキャラを移動させる左手の操作面はともかく右手の操作があまり親しみのないものになっていてプレイヤーが混乱しています。このゲームはアクションに使用するキーが多くマウスの役割が死んでいます。ゲームパッドであればこの複雑さは若干軽減されますが今度はメニュー画面から戻る手段が無いなどかなり問題を残していると思います。
- システムの説明不足と不具合の多さ
チュートリアルこそありますがここは詳しく分かりやすい方法で確認できるようにして欲しかったです。魔界から連れ帰った一般人を拠点で別個に迎え入れ女神の堕落度を上げて初めてスキル強化となるのですが最初管理人はこれが分からず何人も無駄にしてしまった経験があります。説明不足なものが多く、全体的に分かりづらいです。ゲームを全て理解している製作者とプレイヤーとの知識の差を埋めるよう親切な施策があれば初見で取っ付きやすいゲームとなるでしょう。
中間地点があるのに正面から入ってしまって実質最初からになってしまったりと、確認ダイアログを用意すればいいのにそういうものが無かったり、拠点でのイベントアイコンがバグっているような感じもして仕様なのか不具合なのか分からない現象も多いのが遊んでいて気持ち悪い要素だと思います。
1度のゲームプレイもかなり長時間になり、致命的な不具合に遭遇して萎えてしまうプレイヤーもいらっしゃいます。
まあ不満点こそいくつかありますが、ヒロインは可愛いですしモンスターのグラフィックなどしっかり独自で用意し作品を仕上げる情熱というのはいつもながら高いサークルさんなので、ゲームの部分で独自性を出すのならデバッグやテストプレイの人員を増やすなど、一般の人間目線でのデザインが必要になってくるのかなと感じました。
これはサークルの作品に共通しているのですが毎回必ずプレイヤーに要求する習熟や知識の量が多くてゲームに慣れること自体に時間がかかるんですよね。
唯一その辺がヴァンサバライクということで軽減されていた宇宙の秘宝は今度はイカれたゲームバランスでCi-enに寄せられた意見の量がとんでもないことになっていたのはモンスター研さんがプレイヤーの技量を高く見積もり過ぎているきらいがあるのを感じた印象的なエピソードです。
エロシーン
女神を陵辱するシーンはアニメーションします。イラストのクオリティが高く、かなり日本語のエロシーンも上手くなっているのでエロシーンのクオリティで言えば過去一番だと思います。
女神官にはゴブリンが似合う
攻略
ゲームバランス面でもアップデートによって変化していくようなのであまり決定的なことは言えませんし、管理人もよく理解していない部分も多いのであくまでゲームの基本的な部分の説明などに留める予定です。現在多忙を極めていて本作の攻略部分はこれ以上言及しないと思います。
このゲームはダンジョンで獲得したカードによって魔王が様々な恩恵を受けます。このカード強化は女神を陵辱することでレベルアップさせることができます。
- ダンジョンでランダムに出現する女性を救出する
- 拠点の左上から救出した女性を村に迎える
- 村の中央で催淫を起動して女神を陵辱する
この手順を踏まないとカードは強化されません。女性は1人1つ対応したスキルをランダムで所持していて、これがレベルアップ対象になります。家を増築するほど1度にレベルを上げられるカードの枚数が増えるので交易での投資は家が最優先です。
4人の固有ヒロインはエッチを進めていくと彼女たちに対応した特別な武器を使うことができるようになるようです。
ボス攻略
2層
ベノム
- 植物の魔物。左右方向への範囲攻撃が強く、基本的にボスの南に陣取り攻撃後の隙を狙う
- 特に右か左方向にトゲの蔦攻撃をした後が明確な攻撃チャンス
3層
スーパーロボット
- 攻撃チャンスが非常に少なくリサイタルを見ている時間の方が長い糞ボスの手本のような敵
- 両手にダメージを与えると本体からゴブリンが露出するのでこの時攻撃を叩き込む
- 予告等に注目しドッジロールで攻撃を回避すること
まとめ
- Cult of the Lambのようなダークな世界観でエロをやりたい
ゲームはとても面白いですが、本作の不満点はDLsiteのレビュー欄の「774さんは萎えぽよ」さんの意見が最も一般的であると思います。よくレビューが審査通ったな。
過去作と比べると正直販売数の伸びが芳しくない印象を抱きますが、やっぱり巨人の秘宝が影響しているのかなとは思ってしまいます。
例えるとするならゲームの難易度がイージー、ノーマル、ハード、ベリーハードの4段階あったとします。モンスター研さんの作品は元ネタを知っているのならノーマルとハードの中間。知らないのならハードとベリーハードの中間のような感じで初見の方が感じる難しさが違うと思われます。
ゲーム性を前面に打ち出すのならば、こうしたデフォルトのゲームの難しさの点において今一度感覚を練った方がより多くのプレイヤーに愛される作品になるのかもしれないと感じました。同人エロゲーは基本的にエロの部分にお金を払ってくれる人が殆どだと思います。エロは七難を隠しますがそれでもかばい切れない要素が沢山あるとユーザーの評価は下がる傾向にあるのが実情です。
ゲームの内容的にもエロインディーズとして物凄く頑張っていらっしゃるとは思いますが、根本のゲームバランスが難しい方向にいじられていること、その上でプレイ時間が取られるのが苦痛と感じる方も多いはずです。
パロディゲーとはいっても一年にも満たず新作を出し続けるスピードは称賛に値するのですが、その後も改修アップデートを連発しているうちにプレイヤーの興味が失われていくのは非常に勿体ないです。もし今後の新作で評価を伸ばしたいのであれば、まずカジュアルなプレイヤーの目線で調整を行ってバグも粗方取り除いた状態で発売するのが望ましいと思います。これには時間と人手が必要な作業ですがゲーム性を重んじるのであれば切ってはいけないコストです。Ci-enに書き込んでいるようなお客さんはゲーマーですからね殆どの場合。スキルのナーフとかやってる場合じゃないよマジで。
ファイナルファンタジー8は前作FF7が大ヒットしたお陰でたくさん売れました。しかしジャンクションシステムなどのカジュアルプレイヤーに不評だったゲーム内の要素が次回作のFF9の売り上げにまで響いたというのがPS時代のFF作品の中古市場などでもよくわかる結果になっています。
残念ながらゲームそのものの出来と同じくらい過去の評判は売り上げに影響するようです。
それにしても初期に比べて日本語が物凄くレベルアップされています。もしかして日本で暮らしていらっしゃるんですか?
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魔王の秘宝2-女神を堕とせ! |
サークル | モンスター研【Ci-en】 |
発売日 | 2023年11月17日 |
価格 | 2,750円 |
10%OFF 12月14日まで |
2,475円 |
備考 | 体験版あり |
コメント一覧 (1)
ごもっともな指摘、ごもっともな感想。
スッキリします。
matimesan
が
しました