八角家さんの【ハチナ怪異譚】の記事です。

フローチャートやボス戦のコツなどの攻略情報とエロシーンやストーリーの感想レビューをまとめています。

概要

されど人は忘れ……

宝暦癸酉の年

ハチナは丹波国の山中を歩いていた

徳川将軍家が幕府を開く少し前から日本各地で姿を現し始めた「大虫」

妖怪とも山の獣とも違うその化け物に山間の人々は脅かされていた

湧き出る大虫たちを薙ぎ払い

ハチナがある村を訪れると……

エロ同人ゲームに少し詳しい方ならばミッションマーメイデン-ハスミと深海の姉妹-の名前を聞いたことがあることかもしれませんが、本作はその制作サークルである八角家さんの最新作です。

虫を祓い調合した薬で人々を助けながら旅をする主人公「鉢那」は、ある村を訪ねた時に出会った医師の法眼と出会います。

つまるところ目的を同じとする2人は京一帯を苦しめている大虫の災いを解決するため親交を深めていくのですが……。

鉢那が時折体に覚える謎の疼き……そして「絹」となのる歩き巫女のような謎の存在。

人助けの道中で鉢那は自分が忘れていた過去を思い出し、そして人の世の未来を左右する戦いへと身を投じることになるでしょう。

人と、妖怪と、解明されてゆく病

このゲームは主人公鉢那が敵のエロ攻撃を掻い潜りながらスタイリッシュなアクションで冒険を繰り広げていくというアクションゲームになっていますが、エロシーンやアクション性以外にも物語の設定やストーリーを見ていくことが楽しい作品でもあります。

ゲームの舞台は徳川幕府の江戸時代。この時代日本は鎖国をして海外の情報をシャットアウトしていたことが知られていますが、オランダのような一部の国とは国交がありましたね。

虫がもたらす病は臓腑をあばくことでより明確な対処ができるようになるかもしれないとして、法眼は禁忌とされていた遺体の解剖を嘆願しています。この時代初めて詳細な人体解剖図が記録されたことは中学校で習いました。

和風ファンタジーというのは多くの作品でテーマとして取り上げられるジャンルですが、本作はそんな進歩していく文明の大きな潮流に身を置く人間たちや、「妖怪」とされ畏れられていた者たちの様子。そして物語の重要なカギを握っている鉢那の存在という三者三様の視点と、実際に江戸時代の日本が直面していた歴史的事実が複合的に組み合わさりファンタジー作品として妙絶に物語へと落とし込まれています。

私は受験に世界史を使っていたので日本の歴史は苦手でそもそも歴史自体が得意ではない科目だったので色々アレなのですが、それでも過去に生きてきた人の習俗なんかは大好きで、資料集のような見てて楽しい教材はよく眺めていた記憶があります。

ペストの時もパンをマスク代わりに使用していたり酢が万能薬として信じられていたり、救いを求めて自分に鞭を打ちながら歩き回ったり死ぬまで踊ったりと、今では信じられない解決法を実践するくらい、未知の病気は医療技術が発達していなかった当時の人々にとっては恐ろしいものだったのでしょう。

一方の日本でも同様に、「妖怪」という怪談が創作され多くの記録に残っているのもまたこの江戸時代です。

人は理解できない現象やモノ、そして狂気を妖怪や鬼の仕業とし、教訓的な意味も含め心に刻み付けてきました。

本作にはそうした妖怪のポジションから虫の病と向き合うキャラクターも登場します。

果たして、人々が創り上げてきた数々の怪異たちは、彼らが科学医療の面から近代的な認識へと切り替わっていくことをどう思い、どう行動するのか。

いやアクションエロゲーとしてもですけどこういう史実とファンタジーを織り交ぜた言うなれば伝奇SFみたいな作品大好物なんですよ。

本当に深い内容の作品なので18禁ながら読み物としてもおすすめできます。

袴の横から見える破廉恥な黒下着がまたエッチです。

鉢那はアクションステージでは敵に衣服を奪われて徐々に脱衣させられます。

また虫や触手系のイベントだけではなく、人型の敵に催眠させられたり町人に犯されたり場合によっては人間とのエッチにも発展することがあります。

エロシーン

薬師のようなことをしている鉢那は身体を状態異常に蝕まれても回復することが可能です。

■寄生、催眠、緊縛、衣装改変、状態異常は重複し残り続ける!

走るたびに体の奥で蠢き足を止めずにはいられない――寄生

敵の術師に操られてぼうっとした意識のまま――催眠

イヤらしく恥ずかしいのに自分では脱げない――衣装改変

拘束中もプレイヤーの意思次第で「抵抗」と「恭順」の言葉を漏らし

どんどん「開発」されていってしまうヒロインの身体!

エロシーンはキャラクターチップによる動きのあるシーンになっていて、回想ルームでは鉢那の肉体の状況を細かく指定して再現して楽しめます。

攻略

調合

この作品において非常に重要な要素である薬の調合はフィールドに落ちているアイテムを組み合わせて作成します。

ストーリーでも作成することになり、一部の戦いでも必須になっているので素材を見かけたら拾っておきましょう。

またほとんどの素材は色々な場所で手に入るのでリストに書いてあるもの以外でも手に入ります。そこまで難儀するものではありませんが、強いて言えば鳥兜をストーリー中に使うので4つ確保しておくと良いですね。

フローチャート

これ要らんだろ

ゲームをクリアすると回想は全て解放されるようです。

進行上重要な技術は「新月（でしたっけジャンプ中に↑⁺攻撃で出るスキルです）」による3段ジャンプです。これで今まで以上に高い足場に届くのでこのコンボを忘れずに。

虫の少女たち

• 玉虫村
  • 雷丸を調合し話しかける
  • 村人を助けた後「銭予備の鈴」が手に入る
  • 音無坂に戻り無間洞の大虫を倒す
• 無間洞
  • 「翡翠」を習得するので習得した場所から戻ってスキルで突破

ボス:腐乱童子

地面に赤い粘液の塊が生成されるのでこれを攻撃して本体にダメージを与えていく

腑分け

玉虫村から風間道を抜ける

• 六角通
  • 大烏山道へ
  • 400文で強敵と再戦できる「災禍の書」が買える（ボスと戦った場所で再戦可能）
• 腐草村
  • 腑子を調合して法眼に話しかける
• 六角通
  • 六角通の宿に戻って法眼に話しかける（選択肢で薬を飲まないとボス戦でエロシーン）
  • 六角獄舎で戦闘

ボス:霧絹命

地上に降りてきた時にジャンプで後ろに回ると分かりやすい攻撃チャンスになる

追尾弾も攻撃で打ち消すことができるらしい

「疾風」を習得

もう一つの病

• 六角通
  • 六角獄舎へ
  • 宿屋2Fに戻り翼と話す
  • 再び六角獄舎へ
• 樺根道
  • 大烏山道から東に向かい翼と話す
• 隠し銀山

ボス:澄淵

銀山道中でも見かけた上からぶら下がっているアレを破壊すると本体に攻撃が通るようになる

「散菊」を習得

追跡

銀山クリア後に催眠状態で六角堂の家の中でエロイベントを確認

風間道から鬼疋峠へ

• 鬼疋峠
  • 祠に「夜見の宝珠」がある
• 金衛寺
  • 地下から緊縛状態で脱出する
  • 再び寺に戻るがここで夜見の宝珠を装備しているとエロイベントが発生する

ボス:九曜

飛んでくる札は攻撃で消去できる

「新月」を習得

夜明け

無間洞のボスマップから無間洞風穴に向かうことができる

最奥でイベント後樺根道から紫艮邸へ向かう

• 紫艮邸
  • ラスボスとの戦いは2戦目が特殊なイベント戦闘になっていて、大量にドロップする素材を集め特効薬を調合し使用することでダメージを与えることができる

アイテムや特殊敗北イベント

フローチャートの項でも一部触れていますが、装備状況や選択肢などによってもエロシーンが発生したりします。

以下はゲームに付属しているテキストから引用した内容です。

ラスボス以外には特殊敗北イベントがあり、特定条件を満たしていると発生します。これが発生しても直前に戻ります。

まとめ

歴史や文化への多くの知識と深い洞察とそれを空想の世界づくりに昇華させる物凄い技量。好き。これはエッチなゲームですがそれを抜きにしてもシナリオが面白いのでこれだけで価値があるくらい興味深い内容です。

好きなヒロインですか？フフフ当然絹や九曜ですよねおっぱい万歳民

おっぱい怖いおっぱい怖いって唱え続けたら九曜とか枕元に出ないかな出てくれ

作品情報

	ハチナ怪異譚
サークル	八角家【Ci-en】
発売日	2023年10月07日
価格	1,870円
備考	体験版あり