ふらむそふとさんの”いぬこちゃんは見習い魔女”の感想記事です。
概要
ボロボロだった主人公のいぬまるは世界でも傑出した魔術師の蒼のアイオスに拾われ、魔術師として修業をしながら育てられた。
もふもふの身体は人間の女の子のそれと変わりないすらりとした姿へと変わり、何よりアイオスは彼女いぬこの魔術師としての素質を評価していた。その実力が称えられ「蒼」という二つ名を冠するアイオスだったがその一方で彼は魔術師としての限界を悟っており、彼の全てを吸収できる、自分を超える弟子としていぬこを選んだのだ。
今日は一人前の魔術師を選出する試験の日。いぬこはアイオスの期待に応えるべく、試験会場のダンジョンへと向かう。
今度はデッキ構築ダンジョン!
毎回ゲームコンセプトを新たにして新作を発表するふらむそふとさんですが、今回は某ゲームの特徴を色濃くリスペクトしたデッキ構築型ローグライトゲームがテーマのようです。
いぬこは5種類の魔法の型があり、それぞれに対応した属性の魔法のカードを集めながら敵と戦っていきます。
魔術師試験会場にはモンスターや試験管の他にも何やら淫らな空気が漂っており、壁からちんぽが生えていたり膣内射精しないと先に進めないギミックがあったりとエッチなハプニングもてんこ盛り。
カードだけではなく「装備品」「アーティファクト」「消耗品」などのアイテムも手に入ることもあり、デッキ構築型ローグライト特有の挑むたびに違った戦い方や立ち回りが要求されるゲーム体験がこの作品の持ち味。
ショップや休憩ポイントを上手く活用し、最強のデッキを構築して奥へ奥へと進んでいきます。
いぬこ、失敗しても諦めるな!
ダンジョン中のイベントなどで上昇したステータス変動やいぬこ自身のレベルはダンジョンから出ると初期の値に戻ってしまいますが、本作は「装備品」と「消耗品」は拠点の倉庫に持ち帰ることができます。更にゲームを遊ぶことで「プラーナ」というボーナスポイントが貯まっていき、これを引き換えることで倉庫の装備品をダンジョンへと持ち込むことが可能になったり、ステータスを底上げ出来たりと遊べば遊ぶほど魔術師試験が楽になっていくシステムになっています。
カードゲームが不慣れな方向けにもカード効果の詳しい説明やイージーモードが用意されていたりとこのゲームは誰でもクリアを目指して遊ぶことができるようになっていると思います。
毎度のことですがいぬこは試験会場に漂う淫気の影響なのかダンジョン内でのエロハプニングなどに積極的であり、ボスや中ボスを倒すとそのまま性的に捕食までする有様。中には右下のステータスLustに応じた効果を発揮するエロ魔法も使用します。そうしたプレイに特化したクラスもあります。
他のSlay the Spireライクと比較して
6日に発売したLost Chapterが記憶に新しいですがこのデッキ構築型ローグライトというアイデアの作品は当サイトでご紹介した作品では他には借金返済はダンジョンで!があります。
あちらは本職の漫画家の方がイラストを担当されていた作品で発売当初難易度の調整がブラッシュアップ不足でクリア不可能なくらいに非常に難しかったのですがアップデートで解決された作品でした。
本作のいぬこちゃんですが、こちらはまず不具合はこれと言ってなくそのうえ他の2作品と比べて非常にゲームテンポが良い印象を受けます。Lost Chapterは1周するのに莫大なカロリーを消費する作品で戦い方を試行錯誤するのも大変だったのですが本作は割と周回が前提で作られていて戦闘もスピーディに進むのでサクサク遊べるのが良い点だと思います。
借金返済はエロシーンフルボイスだったり、Lost Chapterは戦闘エロやそのパターン変化が魅力ではありますがいぬこちゃんはより原初のSlay the Spireの特色を色濃く反映している作品だと思います。
クラスを変えることで特定の色のカードを集めやすくして違う戦法を試してみるなど単純な戦略を展開する楽しさを体験するゲーム性ではクローン同人ゲームエロゲーでは一番面白かったです。
あとヘルプ関係のユーザビリティも良かったですね。
エロシーン
🤔
😲😲😲😲😲😲😲😲
コラボボスとしてさーくるてくあさんの作品から双子淫魔トルテ&キルシュが登場します。このキャラたちだけはLive2Dによるアニメーションがあり、そのほかのシーンではスチル差分によるアニメーションがあります。
これはふらむそふとゲームの特徴ですが基本的に女性上位のエロシーンが殆どであり、ボスに負けて性奴隷ルート化と思いきや逆に精液搾り取られまくって逆転など通常営業のエロ内容になっています。ショップの商人や試験に挑む魔術師候補などいぬこ以外のエッチも存在します。
あの……白い液体を出すだけのキノコです……
ヤメロ……ニンゲントハコウビシタクナイ……
攻略
ゲームに同梱されている攻略テキストに実績の開放ヒントなどが載っており、正直こちらを見ればゲームを遊び尽くせるくらいに情報が充実しているだけではなく、回想フルコンプのコマンドまであるので忙しい方はこちらの攻略テキストを活用するべきでしょう。
この項ではとりあえず2種類存在するラスボスを倒すまでの個人的な知見を記述しますがネタバレになるため裏ラスボスのキャラの名前は伏せて書きます。
どのクラスが強いか
本作はマジックユーザー・フレアウィッチ・クリオマンサー・シルフィード・ミストレスの5クラスがありマジックユーザーから順々に使用していくことでクラスが解放されていきます。
クラス | 特徴 |
---|---|
マジックユーザー | 上級者向け(作者談) |
フレアウィッチ | 炎上やディスカード(手札破棄)など炎属性っぽい攻撃力の高いそうなイメージのカードが多い |
クリオマンサー | 炎上の氷属性版の氷結晶でのDPSや高いシールド能力を持つ |
シルフィード | 出血を追撃したりマナ回復や0コストのトークンカード生成などコンボ重視でテクニカル |
ミストレス | バーストが高いがデッキが濁る代償を持つカードが多く息切れしやすい中級者向け(製作者談) |
攻略テキストではフレアウィッチ・クリオマンサー・シルフィードの3クラスがおすすめされており私が特にお勧めするのはクリオマンサーです。
本作は回復が厳しく制限されている一方で特にシールドが強力にデザインされている作品であり、ボスの攻撃もシールドなどでいなすことを前提に作られていて戦闘後のカードドロップで無理なく防御系のカードを狙えるうえに氷結の盾のカードを代表に攻撃手段の氷結晶ともシナジーのある守りのカードによって攻防一体の戦闘スタイルを楽に実現できるのでクリオマンサーはプレイングも簡単で強く初心者におすすめのクラスです。どのクラスで挑む場合でもシールドを積みながら戦わないと直ぐやられてしまう恐れがありどのようなプレイスタイルでも初期手札のシールドなどを消去するという選択肢はなさそうに思います。
たまに遭遇するはぐれメタル的なヤツにも氷結晶は連撃ダメージを与えて削る為そういった面でもクリオマンサーは便利でした。
プラーナで優先するべきは
ガチで好みで良いレベルですが強いて言うなら武器防具の持ち込みが優先でしょう。
装備品は強化ができるうえ、前作ドレインダンジョン3でカタナを強化しまくると童子切安綱にアップグレードされたりなどがありましたが本作でもそういった装備強化要素があります。
クラスに合った装備品を見つけて持ち込み、強化をしていけば冒険もスムーズになるでしょう。
同様に攻略するうえではデッキのタイプに対応したアーティファクトを集めることも重要でショップなどで見かけたら確保しておくべきです。
表ボスと裏ボス
初回は必ず表ボスと戦うことになり、それを倒すと休憩ポイントで「解放の鍵」のアーティファクトが手に入る選択肢が出現します。
このAFとLust100が条件となって裏ボスと戦うことが可能になり倒すとゲームのストーリーを最後まで見届けたということになると思います。
実績
攻略テキストを参照
まとめ
- 女性上位のエロシーンが好きな方
- Slay the Spireのプロ
- 楽しく長く遊べるゲームを探している方
5クラスそれぞれでクリアを目指すのがそもそも挑戦的でありながら敵の体力が上がる高難易度モードがいくつもあり本家に似てやり込み要素に長けたゲームだと思います。わざとプラーナを絞って遊んだり色々な目標設定の仕方もありますしクローン同人ゲームの中では遊びの余地が飛びぬけているなと感じました。戦闘なども軽快でストレスがありません。
シルバーウィークも近いですがガッツリ遊べるゲームだと思います。
というかこいつ人間にしようって思って簡単にいぬこが出来上がるもんなのか?
蒼のアイオスもなかなか度し難い存在ですよね。そんな奴が自身の限界を感じてヘラっている世界。
いぬこちゃんは見習い魔女 | |
サークル | ふらむそふと |
発売日 | 2022年09月16日 |
価格 | 2,200円 |
10%OFF 09/29 まで |
1,980円 |
備考 | 体験版あり |