
WhitePeachさんの”ニセモノ聖女の邪教討伐”の感想記事です。
でもセックス教団だって救われている人もいるだろうしエッチが気持ち良いんだから邪教って悪し様に扱うのってよくないと思いますよ(欲肉悪教神官まちめ)
概要
現代少女が異世界転生!?
地下アイドル女子校生として普通の人生を送ってきたプエッラはある日突然世界を導く「聖女」として異世界に召喚された。
大それたことに興味がないプエッラは元に世界に戻ることを決心し、聖女としての仕事がおざなりになる中で信徒や神官たちの不信感が募り最近ひそかに勢力を拡大し続けている邪教を滅ぼすという使命からだんだんと逃れることができなくなっていた。プエッラは欲肉悪教を討伐するという無謀にも思える任務を遂行しながら、元の世界に戻る方法を探すのであった。
「ニセモノ聖女の邪教討伐」は前作イドラの影と似たような横視点ベルトスクロールアクションゲームです。
プエッラのCVは陽向葵ゅかさんが、ルクスのCVは本多未季さんが担当されています。
ファンタジー世界に召喚された現代人ということで、プエッラは聖女らしからぬ口の悪さで魔法を使う度に「死ね!死ねっ!」と叫んだり、欲肉悪教を倒していく道中でもアクの強い性格がにじみ出ています。
特定の攻撃を受ければプエッラのいやらしい聖女衣装が破損します。この状態のままでぽよんぽよんおっぱいを揺らしながら行軍するのがとてもエッチ。
本作はアクションゲームですが特にステージという概念はなく、スタート地点からラスボスまで特に区切りはありませんが、頻繁に登場するセーブポイントによって実質的に区切られていて、さらにワープポイントとしても機能するので敗北エロを回収したり戻って探索をする際など活用することができます。
欲肉悪教のシンボル像
エッロ。
本作の特徴として挙げられるのはキャラクターをはじめとして、様々なビジュアル面のアセットのクオリティが非常に高い点です。欲肉悪教に感化されたモンスターや信徒たちも例にもれず、プエッラや捕まってしまった女性たちのエッチが一層引き立ちますね。
エロシーンはこのようにカットインによって多角的に描写されます。回想では好きなパートを自分の手で操作しながら楽しむことができ、抽挿するシーンだったり射精シーンだったり繰り返し見ることができます。高クオリティのアニメーションエッチがとても有難い。この女性を性欲を解消するための道具としてしか見ていないエロ拘束具素晴らしいですね。こういう小道具のデティールなどもひとつひとつ見ていって楽しいです。
問題点
前作であるイドラの影がアップデートである程度救済されたという前例はありますが、現時点で私が感じたことを書きます。
DLsiteのレビュー欄に投稿されているプレイヤーの皆さんも言葉を濁しつつも言及していますが、
・アクション面がもっさりしていて難易度も高めであり面白みに欠ける
・すべてのエロシーンを見るためにはNormalモードとHardモード両方をクリアしなければならない
といった問題点を私も感じました。
前作と比べると銃火器や銃弾といったアイテムによる主人公の拡張性が無くなっており、恒久ステータスアップアイテムを探すくらいしか探索の旨みがありません。攻撃力も低めでアクション性も乏しいため雑魚的とのバトルですら被弾を抑えるためには神経質に立ち回らないと先細りします。
前作では銃弾というリソース管理をしながら探索を進める張り詰めた雰囲気も含めてアクションゲームとして結構面白かったのですが、本作では近接武器2種のみで基本は敵を無視したほうが被害は少ないという本末転倒な事態に陥っているのが痛いですね。
そしてラスボスが非常に凶悪な性能であること。とてもじゃありませんが並みのPSでは猛攻を凌ぎつつ攻撃に転じることができず、被弾による無敵時間でごり押すといった作戦も取れません。エロシーン回収の為にもラスボスは倒さないといけないので、まさしくラスボスといった様相。救済に期待しましょう。
まとめ
- 難易度の高いアクションゲームに挑戦したい
- なんでどいつもこいつも聖女は卑猥な格好してんだよ
- 陵辱アニメーションが好き
同時期に発売された別のサークルさんのゲームのルナティア誓約と比べてしまいますが、難しい割にプエッラの取れるアクションが乏しい点などゲームとしてはルナティア誓約のほうが楽しかったというのが率直な感想です。忌憚のない意見ってヤツっす。
各種アセットのクオリティやCV音声の品質(声優の優劣ではなくルナティア誓約は音質が酷かった)などの点ではこちらに軍配が上がります。ビジュアル面は本当に強力ですね。
エロシーンも確かに部位クローズアップカットインなどエッチな工夫もあり実用性は申し分なかったのですが、一枚絵スチルによるダイナミックなエロシーンが無くなっていることもあり、イドラの影が会心の出来だったこともありやはり前作から特にゲーム的な面でのクオリティダウン感が否めない作品でした。妙にオラついている聖女がメタクソに犯されるというシチュエーションは神なのですが。
とにかく今後のアップデートで難易度の緩和を期待したいですね。「ニセモノ聖女の邪教討伐」が難しく感じた方は「ルナティア誓約」をおすすめします。あちらは全体的に簡素化、易化して成功したパターンだと私は思っています。
前作、前作と新作の記事で過去作品を持ち上げている形に辟易する方もいらっしゃるかもしれませんがイドラの影は非常におススメです。神ゲーだと思います。

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ニセモノ聖女の邪教討伐 |
サークル | WhitePeach |
発売日 | 2022年03月31日 |
価格 | 1,980円 |